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7. アマゾン薬局時代の到来!?

ジョンMHA太郎の医療コラム

アマゾン薬局とは

アマゾン薬局とは、ウェブサイトや専用アプリから処方薬を注文し、自宅に配送してくれる米国内向けサービスです。支払いは医療保険も適用できます。

まず、患者は加入している医療保険のほか、既往歴や定期処方薬などプロフィールを登録します。次に、医師にアマゾン薬局へ処方箋を送付するよう依頼します。日数がかかるものの、患者に代わってアマゾン薬局が処方箋を請求することもできます。

アメリカでは患者が加入する医療保険の種類により、処方薬の自己負担額や控除額が異なるため、アマゾン薬局は処方箋が届くと患者が登録した医療保険をもとにカバー可能な範囲を確認し、代金を請求します。同薬局によると、ほとんどの保険プランは対応できるとしています。クレジットカードやデビッドカードで支払を済ませると、処方薬が発送されるシステムです。

また、アマゾンプライム会員であれば、

• 2日以内での無料配送
• 無保険で薬を購入する場合、薬の割引クーポンが手に入る(ジェネリック医薬品が最大80%オフ、ブランド医薬品が最大40%オフなど、全国50,000を超える加盟薬局やドラッグストアでも利用可能)。
• その他にも有料オプションですが、オンラインヘルプ、電話でカスタマーケアにアクセスができたり、薬剤師が24時間年中無休で電話対応をしてくれます。

もちろん処方薬と一緒に、食品や雑貨の「ついで買い」も可能です。

来店不要、ネットで完結!家まで薬が届く流れ

1. オンライン診療や医療機関での対面診療を受けた患者は、電子処方箋を発行してもらい、アマゾンのサイト上で、薬局へ申し込みを行います。

2. アマゾンのプラットフォームで患者のニーズや自宅との近さなどをもとに薬局を紹介。薬局は電子処方箋を元に薬を調剤し、オンライン服薬指導します。

3. 調剤された薬は、アマゾンの配送網を使い、患者宅や宅配ロッカーに届けられる仕組みを検討してします。

医療機関や薬局まで足を運び、それぞれで順番を待つ必要がなくなるため、忙しい方や持病の薬を定期的に受ける必要がある方には、時間を短縮する大きなメリットがあるため、活用する人が増えると予想されます。

日本の大手薬局チェーンもオンライン薬局に取り組みを開始

日本企業も、同サービスを提供することは可能です。アインホールディングスは、ビデオ通話で服薬指導を実施できるアプリ「いつでもアイン薬局」が開始、クオールホールディングスもクオール薬局全店で電話等を用いた服薬指導および薬の配達を採用、さらにイオンリテールが運営するイオン薬局は、2024年をめどに、処方薬の即日配送サービスを事業化する予定です。アマゾンは、自前の会員基盤や物流インフラを活用することによって患者負担となる配送料を低く抑える可能性があり、配送料、配送時間においても競争を迫られることになります。

アマゾン薬局は日本の薬局の脅威となるのか

診断から処方までの手間が少なく、薬局に立ち寄らずに自宅に薬が配送されるシステムは、WEBに抵抗感がない世代にとっては魅力的なサービスと言えます。リフィル処方箋を利用すれば、さらに薬局へ立ち寄らずに薬が届くため、便利と考える人が多いことでしょう。この先、数年後には電子処方箋やリフィル処方箋、そしてアマゾン薬局のような配送サービスを一元化したシステムが日本でも普及しているかもしれません。

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